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無題。(タイトルが思いつきませんでした^^;)

つぃったーで呟いてるせいか,前にも増してネタがありません。
…ないワケじゃないんだけど,前にも増して書けない話題が多すぎです

最近事務用品が増えてきました。
職場ではトロに囲まれています。トロの日めくりにトロクロメモ,トロマウスパッドにクロボールペン。
PCのポイントはトロですにゃ~(=^w^=)

んで写真撮ろうとしたけど,例によって携帯カメラだと上手に撮れないのよね(^^;
手ぶれ修正機能がついてるデジカメはあるけど,職場でこっそり撮るのは難しい(上司の目が怖い @_@;

前の職場みたいに,一人で寂しく残業してれば撮り放題なんだけどねw





*****


『My Little Lover 7』




ピンポーン♪



「はぁい」
「リノア,待て。俺が出るから」


「誰だ?」
問いかけた声に応じる声が聞こえてこない。インターフォン越しに伝わってくる気配には敵意が混じっている。
SeeDや,エスタ関係者じゃない。
だが,返した敵意には気づいたようなのに,ドアの前から退く様子もない。
武器に手を携えながらドアを一気に開け放つと,ドサドサと何かが落ちる音がした。


「きっ君はなぜこの家に…!ここは私の娘の家のハズだろう,なぜ君がここにいる!?
まさか本当に子供が出来」
「パパ!?」


落とした段ボール箱の山を一気に乗り越えてスコールに詰め寄ろうとしていたカーウェイは,下方からかけられた懐かしい声にピタリと動きを止めた。
そのまま怪訝な顔でリノアを見つめる。

―――どう説明すればいいんだ…

頭を抱えるスコールの足下で,リノアはこれまでと同じように動いた。
つまり。
ててっとカーウェイの足下まで走り寄って,満面の笑顔を浮かべる。


「パパ。いらっしゃ~い♪」
「リノア!?やっぱりリノアなんだな!!ただいま,パパは今帰ったよ!!!」


ここはあんたの家じゃないっ!!


相手が大統領でなかったら,いや,リノアの父親でさえなかったら殴り倒していたに違いない。
そんなスコールの発する殺気は意図的に無視して,カーウェイは数年ぶりに愛娘を抱き上げた。


妻がいて,娘がいて。二人が自分を出迎えてくれていた,懐かしい記憶が蘇ってくる。

―――自分の人生の中で,あの頃が一番幸せだった…

もう二度と戻らないと思っていたあの幸せを少しでも感じられるのなら,いやリノアが大人しく腕の中に収まってくれているだけで,他の一切は些末な事だと断言できる。
『パパ』と呼ばれた事以外は,当然の事ながら意識から瞬殺した彼だった。



「リノア。暫くパパに顔を見せてくれないうちに大きく… いや,小さくなって…。
 だが気にしなくて良いぞ!パパも気にしないからな,このまま元に戻らなくても心配しなくて良い。
 そうだ,そうなったら今度こそパパはお前を片時も離さない!淋しい思いなんて二度とさせないからな!!」
「…パパ。嬉しいけど元に戻れるように協力してちょうだい」
「勿論だとも!パパがリノアのお願いを聞かなかった事があったか!?」
「思いっきりあると思うけど」
「それは全てお前のためを思って… いや良い,今はそんな話をしに来たんじゃないからな」
「そう言えばパパ。何しに来たの?」
「お前が子供服を欲しがっていると聞いてな,まさか子供ができ…
 いやいや,いくらリノアでも,パパにそこまで内緒にしたりはしないと信じていたとも!!」


成程。
ドアを開けた瞬間の,あの声をかけるのも憚るほど悲壮感漂う形相は,そのせいだったのか


ラグナ以上に多忙を極め,そのせいで親子の仲がぎくしゃくしてしまったらしいのに
今のカーウェイは未だかつて見たことがない程,素直に感情を吐露している。
それはリノアの姿が“子供”だということより,“リノアの子供”を見せられることに心底怯えていたからなのだろう


「リノア。いつまでもこのままなら,この国にいても仕方ないんじゃないか?
 帰ってきて,またパパと一緒に暮らさないか?」
「パパは,私がこのままの方がいいのっ!?」
「いやいやいや,そんなことはちぃっとも思っていないがな!!!」


―――思いっきり思ってたくせに白々しい…

それでももう一度リノアの機嫌を損ねるようなことは,絶対にしないと決めているらしい。
スコールの存在は視界から敢えて外しているが,出された珈琲には引き攣った笑顔のまま口にしている。
ずっとリノアを膝の上に乗せているせめてもの報復に,リノアと同じ物(お子様用)と称してミルクと砂糖をたっぷり淹れてやったというのに。


「そうか。それでSeeD司令官がお前の家(ここ)にいるのだな」
「パパ。ここは私の家じゃなくて,派遣されたSeeDの部屋よ」
「今のお前には護衛も必要だから,それも致し方ないだろう。
 あの男にしては適切な配慮だったと,感謝せねばなるまい。
 エスタ兵の護衛などつけてお前の素性が知れても困るしな」

あの男がそこまで考えてたワケないだろう

「…パパ。わたしの話聞いてる?」
「勿論だとも!ところでリノア。お前はそろそろお昼寝の時間なのではないか?」
「別に,そんなに眠くない…と思うんだけど…」
「子供は寝るのが仕事だからな。このままパパの膝の上で寝てて良いぞ」


ポンポンと,あやすように背中を叩かれて,リノアはすぐに寝入ってしまった。
リノアらしくなく,カーウェイの勢いに押され気味だったのも眠気のせいだったらしい。
無意識に見惚れるスコールの視線から隠すように,カーウェイは娘を抱き上げる。

「母親がいなくて躾が行き届かないことがあってはいけないと,全寮制の女子校に入れてみたが。
 この娘には合わなかったようでな。学校どころか家まで飛び出されてしまった…
 あの頃のわたしに逢えるなら,躾はこのわたしが!一から十まで教えるから十分だと伝えられるのに…っ!」
「…」


同じように逃げ出す に100,000ギル賭けよう。


「…いかん!このままではわたしのリノアが風邪をひいてしまうな。
 君,何か上にかける物を持ってきてくれ。
 大人用では大きすぎるからな,ちゃんと今のリノアの大きさに合った物を探してくるんだぞ」
「…」

釈然としないままリビングから出ようとして,ハタと気づく。
振り返ると,カーウェイはリノアを抱えたまま,反対側のドアから姿を消すところだった。
SeeD司令官の威信に賭けて,リビングを横切り閉まろうとしているドアに猛ダッシュを駆ける。
内開きのドアをすり抜け,跳ぶ。
玄関のドアを開けようと伸ばされた,カーウェイの手を払い除けながら着地した。


「…ちっ」


カーウェイが,大統領とは思えない悪態をつく。
スコールも,片手で抱かれたリノアが,落とされるどころかがっちりと抱え直されたことに憮然とした。
百戦錬磨のSeeD達も震え上がる低い声音で,最終通告を突き付ける。


「リノアを返してください」
「返す!?リノアは私の娘だ!!一度たりとも君のものになったことなどないっ!!」
「リノアを,返してください」


もう,あんたのものじゃない。

そう言外に言い切られて,カーウェイの怒りは臨界点を越えた。
大国ガルバディアの大統領として,弱小国をねじ伏せてきた威厳を纏わせ鶴の一声を発する。


「却下だ」


大統領がこの一言を発したら,話はそこで終わり。
弱小国の大使ならそこで引き下がるのが常だった。―――のだが。
大国の片璧,エスタの大統領に最も近いと噂される青年は,瞬き一つせずに見返してきた。

一触即発の緊張感が漂う。

カーウェイは扉を開けるタイミングを見計らい,スコールはそんなカーウェイの動きを阻むように立ち塞がる。
微動だにしなかったスコールの指先が小さく動いたのを,勿論カーウェイは見逃さなかった。
だが,それが何を意味するのかがわからない。
怪訝な顔をするカーウェイの前で,スコールは初めて笑み―――極めて剣呑な―――を浮かべた。


「アンジェロ。大統領を見送って差し上げろ」

わん。

毛むくじゃらの犬が,無い尻尾を振りそうな勢いで駆けてくる。


「やっやめろ!君,わたしが犬嫌いなのを知ってこんな嫌がらせを」
「…そうだったんですか?」
「なに!?知らなかったのか?じゃあなぜ」
わん!

リノアに向かって,犬が鳴く。
カーウェイが意味に気づいたのは,腕の中の愛し子が,その忌々しい犬の声で目覚めた時だった。


「…パパ?もう帰っちゃうの?」
「あ,あぁリノア。このままパパと一緒に」
「そっか。相変わらず忙しいのね…寝ちゃってごめんね,パパ」


腕の中で小さな手を軽く振ると,憎き敵に向けて腕を伸ばす。
覚束ない青年の腕の中に収まって,晴れやかな笑顔と一緒に可愛い手を大きく振ってきた。


「バイバイ。今度はゆっくり遊びに来てね」
「…ああ。近いうちに絶対また来るからなっ!!」





SPたちが姿を眩ませた大統領をようやく見つけ出した時には
常からは想像できない程,―――要求を却下された弱小国大使以上に憔悴しきっていた。

「このわたしが敗北などと…絶対に認めないからな…」

言葉とは裏腹に,その背中には『惨敗』の二文字が浮かんで見えたという



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ストックがなくなったわ…
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