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あれから。

♪僕たちは~何かを信じて来れたかな~(小田さんの声でw


↓のタイトルと同じだけど,自分的には意味が違うんです。
が,1年経って色々と諦めがついたかな~
築2年ちょいで傾いちゃった家とかね(涙)


1年以上放置して今更どうしようかと思いつつ。
サイトの方も,もうどこから手を付けて良いのかわからない…
とか思っていたら,まったりしていられるのも多分明日までなことに気づきました。
そして最近なんとなくストレスが溜まり気味なのも妄想吐き出してないからカモとか思ってみたり。

明後日内示が出たら(1ヶ月近く仕事休んでたので異動はないだろうケド)
スタッフが減るのはわかってるので今より忙しくなるのは必定。
そんなワケで何事もなかったかのよーに(校正もロクにせずに^^;)
続きをUp。
…というか,途中のシーンが違うファイルがあったハズなんだけどな~(@_@;




『My Little Lover 8』



ティアーズポイントの移動で半壊していた魔女記念館。
魔女アデルの脅威が去り,蔵書のうち研究で使われる物は魔法研究所へと移され,それ以来放置されてきた。
遠くから聞こえた崩壊音に身構える。直後の身体全体を揺らす振動に,傍らに立っていたエスタ中級兵が揃って蹌踉めいた。
舌打ちしたい気分を抑えて通路の奧を見ていると,這々の体で護衛に付けたはずのエスタ上級兵達が戻ってくる。


「今の崩落はお前達か。全くどっちが『護衛』なんだ」
「…は…い,すみません…キロス補佐官」
「ス,スコール司令官は…我々を安全な所まで運…んで…,お一人で先へ…」
「そうか」

そのままがっくりと力尽きた兵達を衛生兵に預け,羽織っていた民族衣装を脱ぎ捨てた。
着込んでいたガルバディア兵時代の軍服に往年の愛器(シタール)を携えると,かつての感覚が蘇ってくる。
粉塵が舞う通路へと踏み出すと,壁にしがみついていた中級兵が,驚愕の表情も露わに追い縋ってきた。

「キロス補佐官自らが行かれるのですか!?」
「お前達全員が戻されてたんじゃ,私が行くしかないだろう」
「キロス補佐官に何かあったら,我々が上官に怒られます!」
「スコールに何かあったら,私がラグナ君に怒られる」

途切れた通路の先,最初にスコールがやって見せたように,階下の足場へと飛び降りて見せる。
補助縄無しには下りられなかった彼らは,揃ってその場に止まった。

「ご武運を~」
「壁に触っちゃダメですよ!崩れてきますから」


愛器を掲げて応じて見せ,すぐに背後から感じた気配に神経を張り詰める。
格下と見なされた途端に襲われる。本能に忠実な怪物達は容赦がない。
そしてこの狭い,床が抜け落ちた部屋では,体勢を保つだけで一苦労だ。

「こんな事になるなら,せめて通路くらいは修理しておくべきだったか」

いつ『妖精さん』が来ても良いように,ずっと鍛錬を続けてきたつもりだったが,それでも。
こうして怪物達の気配を間近に感じると,現役SeeDTopとの違いを思い知らされる。
エスタ兵達が先まで進めたのは,敵の方がスコールの気配から距離を取っていたからなのだ。

「…泣き言を言っている間に進まないとな」

我知らずそう呟いて,キロスは崩れかけた通路へと踏み出した。




*****




「ちょーっと待てよ」

腰を浮かしかけたキロスの動きを制するように,ラグナが声を上げた。
今まさに,『魔女リノアは悪い魔女である』,そう結論を口にしようとしていた補佐官の一人が,怪訝そうにラグナを見返す。

「…何か,お気に障りましたか?ラグナ大統領」

それには答えず,ラグナは逆に問い返す。

「俺に,『愛と友情,勇気の大作戦』案を持ってきたのは,お前だよな?」
「『愛と友情』…ああ,あの案なら私…というか,私たちですが」
「あいつに…つか,SeeDの奴らに,お前,なんて説明したか覚えてるか?」
「魔女リノアについてですか?」
「そ。魔女リノアに起こることについて,だ。あいつらに大反対されて,お前,そう,お前がだ。なんて答えたか覚えてるか?」


『その時』の事を思い出そうとしている風情の補佐官を見ながら,キロスは深く腰掛け直す。
こう話が流れたら,自分の役目はラグナくんが暴走しないように止めることだけだ。
止められればの話だが。
『案』を聞かされた途端,ガンブレードを突き付けられそうになったことを思い出したらしい。
補佐官は青くなりながら答えた。


「確かこう答えました。
 『魔女アデルの力を,魔女リノアに継承させます。
 そうして魔女をリノア一人にした後,魔女アルティミシアが接触してきたら,エルオーネと魔女リノアに協力を仰いで,彼女共々過去へ…』」
『ふざけるな』


その場にいた全員が,その時の声を再び聞いたように身を竦ませる。
そして無意識にかつて“彼ら”が居た場所に視線を投げ,安堵の溜息を吐いた。
その行動を見ながら,キロスもまた溜息を吐く。
揃いも揃って,スコールの気迫に圧されていたのか。



「ふざけるな」

スコールはたった一言発しただけだった。そのたった一言で,その作戦を一蹴する。
補佐官は気を取り直すと,必死の形相で食い下がって見せた。

「他に方法はないんです!
 それに,魔女リノアに生命の危険はありません。…ないハズです。精神が過去に行くだけですから」

言いながらも腰が引け,ガンブレードの刃が届かない位置まで下がりたそうにしている。
スコールが本気になれば,たとえ隣室に居たとしても即座に距離を詰められるだろうに。
隣に立つリノアが,彼の放つ殺気を和らげるように穏やかに言ってのけた。

「スコール。わたし,大ジョブだよ?」
「俺は,お前をどんな危険にも晒すつもりはない」
「え…っと,それは嬉しいんだけどぉ~」

余所でやれバカップル。
そんな雰囲気が醸されそうになったことを感じて,キロスは大きく咳払いをして見せる。
我に返ったラグナが,話を大きく軌道修正した。


「つまりお前らは,リノアは良い魔女だと思ってるんだよな?
 悪い魔女アデルと良い魔女リノア。
 エスタとして,良い魔女リノアに力を貸して,悪い魔女アデルを倒す と」
「まぁ…そうなりますね。倒せるかどうかは,彼ら…SeeD次第でしょうが」
「オレらを何だと思ってやがるんだ!魔女を倒すSeeDだぜ!!」
「ゼル。問題はそこじゃなくて,リノアにとって危険かどうかでしょ」
「リノアに危険があるなら,その作戦には乗れないよ~。
 僕らにだって,譲れない一線てのがあるんだからね」

意気込むゼルに,セルフィがつっこむ。穏やかに,だがきっぱりとアーヴァインがまとめて,SeeD達は補佐官を見つめた。
補佐官はもう一度『魔女リノアに危険はないはず』と繰り返し,それまで黙っていたキスティスは「お話にならないわね」とリノアを促して退出しようとした。


「待って,キスティス。わたし,大ジョブだから」
「だって…ダメよ,リノア」
「大ジョブだよ。だって,わたしにしかできないんでしょう?」
「それは…」

言い淀んだキスティスに追い討ちをかけるように,補佐官が声をあげる。

「そうなんです!魔女リノアにしかできません!!我々に協力していただけませんか!?」



キロスの隣,唯一溜息を吐かなかった人物が,のんびりと声を上げた。

「あん時お前は,『良い魔女リノア』に協力を仰いだ。それは覚えてるな?」
「はぁ…」

煮え切られない補佐官の答えに,ラグナは更に言葉を重ねる。

「『エスタとして』良い魔女リノアに力を貸すって,オレが言ったのは覚えてるな?」
「はい」
「つまりあの時,あいつらSeeDに向かって,俺たちは『魔女リノアは良い魔女だ』って請け負ったんだよ。それを今更覆すことができっと思ってんのか?」
「は…」


ようやく言葉の意味を,重さを理解したらしい。みるみる血の気が失せていく補佐官を見ながら,あの時,リノアに押し切られたスコールが,同じように苦虫を噛み潰したような表情をしていたことを思い出す。
結局彼はその後,一人で大統領官邸に乗り込んできて,補佐官達から『誓約書』をもぎ取っていったらしい。
それが彼の手元にある限り,エスタでの,魔女リノアの身分と安全は保証されているのだ。
彼女は生涯知ることはないだろうが。

「SeeDにだけじゃない。エスタ国民に対してだって,リノアは良い魔女だから,悪い魔女アデルの力を継承させても大丈夫だったって,あの時の事を聞かれたらそう言うしかないんだろが。
 悪い魔女になる可能性があるのに,『エスタが』指咥えて見てたって?言えるわけねぇだろが」
「力そのものには,善悪の違いはないわけですから…」
「だから,最初からそう言ってんだろが。そんでお前らは何で今更,リノアを封印しろって言い出したんだ?」
「悪い魔女になる可能性があるから…です…」


もう一度スコールの鋭い声が聞こえた気がして,またその場にいた全員が身を竦ませる。
“エスタとして”一度決定したことを,簡単に覆す事などできない。
それは全員解っているだろうことを確認して,キロスはまとめに入った。

「『良い』魔女リノアを封印する案は却下。封印場所もないし,その必要もないと思われる。
 ただし,引き続き『エスタとして』その動向は注視していく。それでいいな?」




*****




「ここを修理するということは,封印場所を修理することになる…
 そう思って放置してきたんだが,まさか怪物達の住処になってしまうとはな。
 奥にある蔵書にこそ価値があるのだと言った研究者もいたが,そもそもここに蔵書が残ってることを,スコールはどこから知ったんだ?」


呟きながら無意識に…いや,何かを捕らえたから注視していた空間から,鋭い牙が躍り出てきた。
咄嗟にシタールで受け流して,相手が『互角』だと認識する。
向こうもそう察したらしい。じりじりと間合いを取りながら,狭い通路を渡ってきた。
押されるように後退する。背後に,開けた空間を感じる。
風が髪を巻き上げていく,―――後ろの部屋に飛び込んでも,足場はなさそうだな
その場で応戦することに決めた瞬間,敵は床を蹴って飛びかかってきた。





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今でもパチパチしてくださる貴方に届きますように
そして1年以上経ってるのに,あんまり話が進まなくて申し訳ないです


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