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コルダ風味…?

元ネタ。
今朝見た夢(笑


例によって拍手お礼メッセは文字数制限にひっかかったので(滂沱
とりあえずここに置いておきます


Novelに置くほどでもないのよねぇ
背景さがすのメンド(ry




***




どこからか,微かにヴァイオリンの音が聞こえてくる。


部屋から出て,耳をすましてみた。
女子寮のどこかの部屋から聞こえてきてるわけじゃ,ないみたい。


学生寮を出て,ちょっと考える。
ん~?校庭かな?



食堂の前を通り過ぎて,校庭へ。
階段を駆け下りると大きくなってくる,ブラスバンドの音。


「リノア!どしたん?」
「セルフィ。今年のセルフィバンドって,ブラスバンドなの?」
「ん~。色々試してみてるとこ。どして?」
「誰か,ヴァイオリン弾いてる人… いないね」


微かな音は相変わらず聞こえてきてるけど。
ここで奏でられてる楽器の中に,ヴァイオリンはない。

澄んだ,優しい音色。
もの凄く心惹かれているのに


ひょっとして,カドワキ先生がCDでもかけてるのかも?
そう思って保健室も覗いてみたけど。
先生はいつもどおりに,怪我をした生徒の治療に忙しそうだった。


通路に戻った途端に大きくなる,校内放送。
連絡事項を告げるアナウンス。
微かに,途切れがちだけれど,それらに掻き消されることなく聞こえてきている音色。


誰が弾いているのかな
どんな風にして この優しい音色を奏でているのかな


耳をすませて。
音源を探して。


図書室も空振りに終わったところで,また立ち止まる。
早く辿り着かないと,二度と聴けないような気がするのに


「リノア,どうしたの?」
「キスティス」

あと行ってないところっていったら。あそこしかない

「あのね。GFディアボロス,貸してくれない?」



***



訓練施設に足を踏み入れた途端,大きくなるモンスター達の唸り声。
それらに混じってようやく,いくらか大きくなった気がする,ヴァイオリンの音色。
益々途切れがちになったその音が,辿り着く前に消えてしまわないように。
GFをジャンクションして≪エンカウントなし≫を装備する。
聞こえてくる音色に向かって,一目散に駆けだした。


~♪



秘密の部屋。中で奏でられている演奏が,途中で止められてしまわないように。
そろそろとドアを開けていく。
そろそろと,開けるつもりだったのに。

「!」

吃驚した拍子に,ドアノブを離してしまった。
思わず身を竦めてしまった程,扉は壁にぶつかって大きな音を立てる。

「!」

途切れてしまった音色。
演奏者が,伏せていた目線を上げる。

「…リノア」

気まずそうに,降ろされてしまうヴァイオリン。
あぁ~,わたしのバカバカ!
その場でヘナヘナと座り込んでしまうと,スコールは怪訝そうに眉を顰めた。

「こんなところまで来るなんて,何か急用か?」


普段は重いガンブレードを握っている大きな手が,細くて繊細な弦を押さえて。
弓の動きに合わせて揺れていた,艶やかな前髪。
うつむき加減に伏せられていた,長い睫毛。


はっきりと全身で捉えた,繊細さと優美さと兼ね備えた,柔らかな調べ。
もう一度聞きたくて。

「ううん。あのね,今の曲,もう一回聞かせて?」
「…今の曲って…,聞こえたのか?」
「うん」

スコールは髪を掻き上げて,小さく溜息を吐いた。

「…外に聞こえないように,かなり抑えて弾いてたつもりだったんだけどな」
「でも,聞こえてきたよ。
 誰が弾いてるんだろうって,ずっと探してきたんだから」
「ずっと…って,どこまで聞こえたんだ?」
「学生寮の,わたしの部屋まで」

スコールは,不思議そうに首を傾げた。
その仕草を目にして,自分でも違和感に気づく。

この場所まで来て,初めてちゃんと捉えた音色。
学生寮まで,届いたハズはないのに。

「…でも,聞こえたんだもん…」

目の前に転がる小石を弾き飛ばしながらそう呟くと,その右手を取られ,ぐいと引かれた。
釣り上げられるように,立ち上がってしまう。
スコールの薄瑠璃色の瞳が,目前に迫る。

「別に,疑ってるわけじゃない」
「だって,聞こえるわけないって思わない?
 思うでしょ?わたしだってそう思うもん」


前髪が触れそうな程,距離が近い。思わず,妙に早口で捲し立ててしまった。
言葉より雄弁に物を言う瞳は,彼が疑ったりしてないって伝えてくれていたんだけど。

「だったら,リノアはどうしてここまで来たんだ?
 …何を考えて,ここまで来た?」
「何をって,……あれ?」


探していたのは。


ヴァイオリンの 音色?
それが象っていた 調べ?

それらが彩っているはずの 姿?

それらを生み出しているはずの 人?



ヴァイオリンを奏でる姿。
思い描いていたのは

「―――スコール,だった…かも」


射竦めるように見つめてくる瞳から,目を反らさずにそう答えると
ふっと眼差しが緩んで,彼の方が目を反らした。
捕まれていた手も離されて,急に不安になる。
わたし,何か答えを間違えちゃった?

左手に,ヴァイオリンと共に持っていた弓を,空いた右手に持ち替えて。
けれど楽器自体は,いつまで待っても顎に充てられる様子はなくて。

「もう一回,聞かせてくれないの…?」

恐る恐るそう問いかけると,スコールは困ったように笑った。

「セルフィから楽譜を渡されて。人の声で歌うように弾けばいいと言われたが。
 とても他人に聞かせられるような状態じゃない。
 それで此処へ来て,人の声が歌うように…って」

真面目なスコールらしい。
弾けないって断りもせずに,一生懸命,人が歌ってる声を思い出しながら練習してたんだね

「―――リノアの声を思い出しながら,弾いていたんだ」
「え!?」


お母さんが作った曲。
わたしには耳慣れた,懐かしい曲だけど
てっきり,セルフィが歌って聞かせたのかと思ってた。


「わたし,スコールにこの曲,歌ってあげたことないよね!?」
「ああ。―――だから」


此処へ来て,歌ってくれないかなって
そう思いながらずっと,弾いていたんだって


下ろされていたヴァイオリンが,顎の下へと充てられて。長い指先が,細い弦を押さえていく。
ゆっくりと引かれる弓。伏し目がちに,薄瑠璃色の瞳に影を落としていく睫毛。
奏でられ始める,繊細さと優美さと兼ね備えた,柔らかな調べ…


そんな真摯な瞳で,そんな風に言われたら。
歌わないわけにいかないじゃない


姿勢を正し,大きく息を吸い込んで。
お母さんの声じゃなく,今,わたしを包み込む優しい音色に身を委ねる



わたしの元に届いていたのは
奏でられているヴァイオリンの音じゃなくて

この想い そのものだったのかもしれないな



             <-END->
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ちなみに

夢は,リノアが
「なんで部屋まで聞こえたんだろう?」
って思ったトコまで。
(リリのヴァイオリンなんじゃない?)
とセルフツッコミ入ったところで,リノアJが解けてしまったのでした(苦笑



恒例の(笑)映像説明いきましょか~
と言っても,ヴァイオリン弾いてるスコちゃんが
アルマニ#21のスコちゃんだった(ファー付き黒ジャケットは着てなかった
ってインパクトが強すぎてそれ以外のってブラバンとセルフィ,キスティが出てきたことしか覚えてませんわ^^;
もうちょっと詳しく覚えてたら,日付変わる前に書き上がったのになぁ(爆
  • はるか
  • 2006/07/15(Sat)01:19:18
  • 編集

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